- NatureHike の真冬に適したエアマットの詳細
- R値5.8の実力は本当なのか?実際に氷点下のキャンプ場で検証した結果
- NatureHikeのR値5.8のエアマットはどこで買えるのか?
こんにちは、冬のソロキャンプが大好きなぐみコ(@gumicamp)です。
冬のキャンプの敵はなんといっても寒さですよね。
特に、焚き火で暖を取ることが出来ない寝る時間帯はとにかく寒さとの闘いです。
布団代わりのシュラフはもちろん、地面から立ち上ってくる冷気を防ぐマットやコットも非常に重要なんです。
バイクでキャンプをする私は、コットなどかさばるものは持って行けず、2,000円の格安エアマットとR値2.0のクローズドセルを重ねて過ごしていました。
気温が氷点下になると、底冷えを完全に遮るのは厳しいんです。
「あぁ、もう3万円超えの高級エアマットデビューしちゃおうかな」なんて考えていた折、見つけてしまいました。
NatureHikeのR値5.8という驚異のエアマット。
しかも値段は12,000円程度。
「R値5.8なんて本当なの!?」と疑いながらも、冬キャンプ好きの私の血が騒ぎ、早速購入。
キャンプで利用してきましたので、レポートしていきます!
結論を先に書いてしまうと、氷点下でも寒さを感じない高品質エアマットでした。
R値とは?マットの断熱性能を表す値
ご紹介するNaturehikeのエアマットのR値は5.8もあります。
R値ってなんなの?
R値(R-value)とは断熱材の性能である「熱抵抗値」を表す数値です。
数値が高いほど冷気が伝わりにくく、断熱性が高いということになります。
2020年にR値の検査方法と規格「ASTM F3340-18」に統一されて信用性の高い基準となりました。
サーマレストやニーモといったアウトドアマット等を主力にしているメーカーが「ASTM F3340-18」を採用して、各商品の断熱性能を明記しています。
R値はどうやって選ぶの?
季節に合わせたR値の選び方は以下の通りです。
- R値を選ぶときの目安
- 夏:~2.0
春・秋:2.0~3.5(3シーズン)
初冬:3.5~4.5(地面に霜が降るくらいまで)
真冬:4.5~(余裕が欲しいなら5.0以上)
今回ご紹介するNaturehikeも「ASTM F3340-18」の規格を採用しており、検査の結果、R値は5.8だったと証明書を見ることができます。
通常のキャンプ場で使う分には十分すぎるほどの性能があるってことなんだね
R値5.8でこの価格は安い!
このNaturehikeのエアマットの価格はサイズやセールによって変動しますが、平均1.2万円~1.4万円です。
対してサーマレストやニーモなどのR値4以上のエアマットだと金額は2.4万円~4万円します。
商品名 | 画像 | R値 | 価格 |
「サーマレスト」 ネオエアXライト | 4.2 | 27,500-36,300円 | |
「サーマレスト」 ネオエアXサーモ | 6.9 | 35,200-40,700円 | |
「ニーモ」 テンサーアルパイン | 4.8 | 24,200円 |
R値5.8のエアマットを1万円代で買えるなんてとてもお買い得なんだよね!
Naturehike R値5.8マットの詳細スペック
重さやサイズ感などのスペックは以下の通りです。
長方形(普通) | 長方形(大) | マミー(普通) | マミー(大) | |
---|---|---|---|---|
サイズ | H183xW64xD7cm | H196xW64xD7cm | H168xW58xD7cm | H183xW58xD7 |
収納サイズ | φ13x22cm | φ13x26cm | φ10x16cm | φ10x18cm |
重さ | 590g | 630g | 430g | 480g |
形 | スクエア | スクエア | マミー | マミー |
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NaturehikeのR5.8マットは4種類のサイズ展開です。
どの種類がおすすめ?
「4種類もあって、どれを選べばいいのかわからない!」という方に向けて、あなたのスタイルに合ったおすすめタイプをご紹介。
- 車やバイク移動の身長170㎝以下…長方形の普通サイズ
- 車やバイク移動の身長170㎝以上…長方形の大きいサイズ
- 徒歩移動の身長170㎝以下…マミー型の普通サイズ
- 徒歩移動の身長170㎝以上の方…マミー型の大きいサイズ
私の身長は160㎝で①の長方形の普通サイズを購入。
横幅も64㎝あって広いので、のびのび寝ることができています。
夫の身長は175㎝で、①の長方形の普通のサイズに寝てもらったところ「小さっ!」と言っていました。
身長が170㎝以上ある方は、大きいサイズの方がおすすめ。
重量の最大と最小の差は200gです。徒歩キャンパーさんはコンパクトなマミー型がおすすめ。
写真で見るNaturehike R値5.8のエアマット
私が購入したのは、長方形の通常サイズのエアマット。
初めての開封を画像で見ていきたいと思います。
エアマットを開封してみました
収納時のサイズは500mlペットボトルよりちょっと大きめ。
収納袋の中を開けると黒いベルトで固定されたモノが出てきます。
このベルトはユルユルしているので、圧縮する役目はありません。
先ほどの黒ベルトを外すと中からゴムベルトでまとめられたマット本体が出てきました。
先ほどのベルトが付いていた袋は、本体の空気注入口にはめて、空気を送り込むエアバッグでした。
私は、自動でマットに空気を入れてくれる「FLEXTAILGEAR」を使って、楽に空気を注入しています。
エアマットの中身がR値5.8の秘密
マットの注入口から無理やり中身を見てみたら、薄い膜とアルミ製の膜が見えました。
マットの商品ページの画像を翻訳したのが以下です。
フィルムとアルミフィルムが何層にも重なって、冷気をシャットアウトしているのがわかります。
エアマットを膨らませてみました
本体の空気注入口はよくあるダブルで留められる形。
カポッと言うまでちゃんと嵌めれば空気漏れはありません。
注入口から空気を送り込んで膨らませました。
表面はシルバー。Naturehikeの茶色のロゴがかっこよく入っています。
このシルバーの面に腰かけると体温が反射してじんわりと暖かさを感じました。
裏面は茶色です。
かなりうっすらとですが、水玉模様が入っています。
R値5.8に影響する仕様なのかと思い、調べてみたら「ドットは飾りであり、商品の品質に問題ありません」と商品ページに注意書きがありました。
決まった間隔で溶接されており、デコボコしています。
このデコボコのおかげで、マットの上に寝転がったときに空気が片方だけに偏りません。
エアマットの厚さは7㎝程度と分厚いです。
【使ってみた結論】氷点下キャンプでも使えるエアマットだった
以下の環境下でNaturehikeのエアマットを使ってみました。この日の最低気温は-2度で検証するにはもってこいの気温。
宿泊月:12月半ば
天気:晴れのちくもり
気温:最低気温は-2℃
テント:DOD「ムシャテント」
シュラフ:モンベル「ダウンハガー800♯1」
グランドシート≫テントの床≫その上にNaturehikeのエアマットを敷いています。
ブランケットなどは敷かずに、エアマット1本で勝負してみました。
結果、寒さを感じることなく朝までぐっすり眠れました。
本当に朝まで寝られたの?
なんの証拠もないので疑われてしまうかもしれませんが…本当です。
これまで中華製の2,000円代エアマットを使っていたので、冷気の通し具合の違いは非常によくわかりました。
氷点下2℃レベルなら本当に冷気を通しません。
朝6時ころに目が覚めて「あ~このマット、買ってよかったぁ!」と強く思わされました。
他の方の気になる口コミ
Naturehike R値5.8を購入されたほかの方の口コミも気になりますよね。
Twitter上で、ほかの方の感想を探してみました。
冬用シュラフは必須だけど、おおむね品質に満足していますね。
NaturehikeのR値5.8のエアマットはどこで買える?
このNaturehikeのR5.8のエアマットですが、現時点では「アリエクスプレス」でしか購入はできません。ただし、価格はアリエクスプレスの方が5~6千円ほど安いですね。
【追記】2023年7月現在、Amazonでもついに15,000円前後で購入できるようになりました。
プライム対応にもなったので、在庫があれば最短翌日に到着します!
アリエクスプレスとは、Amazonや楽天市場の中国版のようなものです。
ちょっと癖があるので、購入方法を簡単にご説明します。
アリエクスプレスでの購入方法
メールアドレスとパスワードを入力して「マイアカウントを作成する」をクリック。
登録したメールアドレスあてに届く4桁のコードを入力して「メールを確認」をクリックすると登録が完了します。
住所は郵便番号を入れると自動で住所の途中まで反映されます。
支払方法はクレジットカードかPayPalのみです。
私は、11/29に注文して、12/8に家に到着しました。
注文から9日で到着しました。
Amazonや楽天市場のように即日配達とはならず、海外から届くので気長に待つ必要があります。
NaturehikeのR値5.8エアマットの気になる部分
地面からの冷気の防ぎ具合に文句は一切ないエアマットです。
でも、使ってみて2点「う~ん」と思うことがありましたのでご紹介します。
ギュムギュム音が鳴る
エアマットの中が何層にもなっていることが関係するのか、マットの上で動くと「ギュムギュム」と音がします。
どのエアマットでも少なからず音は鳴りますが、Naturehikeのこのマットの音は少々大きいです。
同じテント内にいる人には確実に聞こえますし、隣のサイトの方にも聞こえる大きさではないかと思います。
ソロキャンパーだけが使うサイトで使ってみたので、お隣サイトの方のご迷惑にならないよう結構、気を遣いました。
1か所に体重をかけると地面に接触する
厚さ7cmと分厚いマットですが、手をついたり、肘をついたり、1か所に体重をかけると地面に接触します。
マット内に注入した空気量なども影響しますので、ちょっと多めに空気を入れて使いたいと思いました。
【まとめ】NatureHikeのR値5.8のエアマットレビュー!その実力は本物?
NatureHikeの製品は質が良い物が多いのは分かっていたのですが、R値5.8ともなると「本当?」と疑いの目を向けざるを得ませんでした。
それでも1万円代で買える破格のエアマットに思わずポチリ。
実際、氷点下2度の環境で使ってみても、冷気を感じることはなく朝までぐっすり眠れました。
本当にR値5.8もあるのか?というとそれを調べる術はありません。
でも、実際に使ってみて、2022年で一番買ってよかった~!と思えたキャンプギアだったよ!
軽くてコンパクト、冬キャンプで使えるエアマットを探している方はぜひ候補にしてみてはいかがでしょうか。