ソロ用の焚火台でピコグリルとTABIで悩んでるの
どっちも持ってるから比較してあげるよ!
キャンプって言ったら焚き火だ!と思う方は多いと思います。
私自身もキャンプに行くからには焚き火をせにゃ意味がない!と思っております。
キャンプ場では直火(地面で直接薪を燃やすこと)が禁止されているところが多く、焚き火台は必須アイテムとなってきております。
ソロキャンプ用の焚き火台というと、各種メーカーから多種多様な商品が販売されており、アウトドアショップに行くたびに、「これ欲しいな~」「うわ~!こんな新しいの出たんだ!」と焚き火コーナーをウロウロするのは私だけじゃないはずです。
そして、購買欲を押さえられず、
ソロキャンパーに大人気「ピコグリル」の最新作「ピコグリル498」と
ベルモントから出された超絶軽量・コンパクトな「TABI」の両方を大人買いしてしまいました!
何かと比較されやすいピコグリルとTABIを全力レビュー&徹底比較していきたいと思います!
- ピコグリルとtabiどちらを買うか悩んでいる方
- 軽量、コンパクトな焚き火台を探している方
- ソロキャンプ用の新しい焚き火台の購入を考えてる方
ピコグリル498とベルモントtabiの簡易比較表
両方の焚き火台を使ってみて、感じたことなどを簡易表にまとめてみました。
TABI | ||
価格(税込) | 13,000円(網別売り) | 11,000円 |
組立てサイズ | 41×28×21.5cm | 36×23.7×17cm |
耐荷重 | 約15㎏ | 火床:約15㎏、網:約5㎏ |
収納袋 | 布製 | ナイロン製 |
組み立てやすさ(組み立て時間) | 32秒 | 39秒 |
重さ | 約 490g | 298g(網、側面板を除く) |
収納性 | 35×25×1.8cm | 17.8×36×1.5cm |
料理のしやすさ | 網の高さを変えられるので火力調整可能 | 網の高さが変えられないので不便 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
「ピコグリル498」ってどんな焚き火台なの?
ピコグリルはスイスにあるアウトドアメーカーSTC社の焚き火台です。
軽量、コンパクト、そして高品質なのが売り。
キャンプ芸人でもある「ヒロシ」さんがyoutubeで「ピコグリル398」をおススメしていたのをきっかけに、ソロキャンパーの間で爆発的に人気になりました。
今回、ご紹介する「ピコグリル498」は398を少し大きく、さらに、ピコグリル398で「ここを改善してほしいなぁ」と思われていた点を改良した、パワーアップ商品となります。
ピコグリル498の最大の特徴は、網を載せる台が、高い低いで2段階に分かれてるところです。
これが焚き火料理好きには、たまらないポイントになります。
ベルモント「tabi」ってどんな焚き火台なの?
2020年4月下旬にベルモントより発売された焚き火台。
ベルモントは、世界に名前を轟かす、ものづくりの街「燕三条」にあるアウトドアメーカーです。
高品質のチタン製品やステンレス製の商品を多く創り出しています。
この「TABI」も、職人技が光る製品となっております。
厚さ0.3mmしかない極薄チタンを使って造られてるので、本体の重量はたったの298gしかありません。
収納時の厚さ15㎜という薄さなので、バックパックの隙間とかにスルリと入れることができますね。
しかも、軽量コンパクトながら、大きな薪も乗せることができ、焼き網付きで、料理もしやすいという、文句の付け所のない、焚き火台となります。
それぞれの焚き火台を見ていきましょう!
早速、開封して以下の項目について、確認していきました。
- 買うとついてくるもの
- 組み立て時間
- 火入れのしやすさ
- 焚き火料理のしやすさ
- 火入れ後の曲がり具合
ピコグリル498を買うとついてくるもの
収納袋の中には、足と火床部分がぺったんこに収納されています。収納時の厚さ1.8cmという、薄さに驚きですね。
写真の上の方にある網はオプション商品となり、1つあたり1,500円です。
10kgくらいの鍋やダッチオーブンなどを乗せてもOKな丈夫な網ですので、料理をされる方はぜひ購入しましょう!
ベルモントtabiを買うと付いてくるもの
TABIの収納袋を開けると、足が3本、火床板2枚、側面板2枚、網が入っています。
こちらも収納時の厚さ1.5cmとピコグリルよりさらに薄いです。荷物と荷物の隙間などにスルリと入れられます。
ピコグリルと違って、網まで付属されます。お得ですね!!
収納袋も付属
ピコグリル、TABI両方とも収納袋が付属しています。
ピコグリルの方はグレーの布地で出来た、しっかりした造りのカバーです。
TABIの方は、ナイロン製のツルツルした黒い袋が付属します。
個人的な感覚ですが、TABIの袋は濡れても大丈夫かつ耐久性のあるナイロンですが、すぐに破れてしまいそうな薄さです。
TABI自身が薄くて鋭いので、使っていく内に、亀裂ができるんじゃないかと思われます。
組み立ててみた
どちらも初見では組み立てられず、説明書を見ながら組み立ててみました。
説明書を読めば簡単だから安心してね!
出来上がりを横からみた感じはどちらも雰囲気が似ていますよね。
どちらの製品も薄い、コンパクト、軽い、そしてこの見た目で、ピコグリルにするか、TABIにするか悩むという方が多いのがよくわかります。
組立時間も測ってみた
それぞれ3回練習して、組み立てるのにかかる時間を測ってみました。
※同じ条件にするために、TABIの側面板はつけませんでした※
- ピコグリル:32秒
- TABI:39秒
僅差ですね。
どちらも慣れれば簡単で、時間もほとんどかかりません。
ピコグリルの方は、火床をはめる部分がちょっとまだ固いので、結構てこずりました。
使っていく内に、もっと早く組み立てられるかもしれません。
TABIの方は足が三本あるので、「面倒くさそう」と思われるかもしれませんが、慣れちゃえば何ともなかったです。
もっと簡単に、「パッ」と開くだけみたいな焚き火台はこの世にたくさんありますが、この「組み立てる時間」も、ワクワクする、とても楽しい時間かなと思います。
薪を置いてみた
キャンプ場やホームセンターなどに売っている薪は、長さ40cmが多いとされています。
キャンプ場で売ってる薪をそのまま置いてみました。
どちらの焚き火台もわざわざカットすることなく、そのまま薪をおいて、問題ないですね。
火床の耐荷重は15kgあるので太い薪でもへっちゃらだよ!
また、横から見てみるとわかるのですが、やはり、ピコグリル498は、網を載せる台が、2段階に分かれてるおかげで、網を高い方に置くと、薪との間に余裕が出ますね。
これがこのあとの料理に役立ちます。
火入れしてみた
ピコグリルとTABI両方とも、同時に火入れしてみましたが、ここで差が出ました。
ピコグリルの方は、ものの1分で火が安定したのですが、TABIの方は火を安定させるのに、着火剤を3個も使ってしまいました。
「なんでだろう?」と思ったのですが、ピコグリルは、下の写真の通り、火床がV字になっているので、薪の下に少しスペースができます。
この僅かなスペースの効果が絶大。
空気の通り道ができて、燃焼効率が上がり、簡単に火が安定したのだと思います。
焚き火料理をしてみた
さて、専用網を用意したので、何か作ってみようと思います。
焚き火料理って言ったら、鉄板で肉を焼く!海鮮を焼く!ですよね。
焚火料理って言ったらまずはステーキだよね!
まずはピコグリル498から
ピコグリル498の最大の特徴といえば、網を置ける場所の高さが2段階になっていることです。
高さを変えられるので、強火でカリッと焼きたければ、低い位置へ。
弱火から中火でじっくり火を入れたいときは、高い位置へ変えればいいので、簡単に火力調整が可能です。
また、網が高い位置にあるとこんな感じで、薪をあとから焚べるのがとても簡単になるのも、ピコグリル498のいいところですね!
続いてベルモントtabiにて
網と薪が近い分、燃料が少なくても料理ができるのが良いですね。
熾火(薪が写真の様に炎が出ておらず、真っ赤になる状態)や炭火料理に向いてると思います。
ピコグリルに比べると、網の面積が小さくなりますが、ソロキャンプには必要十分の広さです。
薪を横から追加する場合は、燃えてる薪が大分小さくなってから、もしくは一旦網を外してからでないと、入りません。
焚き火料理が好きな方からするとこの点は、若干ストレスかもしれません。
おまけ:焚き火をのんびり眺めてみる
焚き火はのんびり眺めるためにあるもの。ご飯を作り終わったら、炎を眺めて、のんびりしましょう。
どちらの焚き火台も癒やしの時間を提供してくれました。
火入れした後の曲がりについて
どちらの焚き火台も薄いチタンのため、熱が入ると曲がってしまいます。
ピコグリルのほうが大きいせいか、だいぶ曲がってしまいました。収納袋に入れても、こんな感じで膨れてしまっています。
荷物に制限があるバックパックの徒歩キャンパーさんは気をつけたほうがいいかもしれませんね。
曲がってしまってますが、再度、使うのに、はめにくいとかそういった、支障はありませんので、安心してください。
その他注意点
とちらの焚き火台も、火床部分に、燃焼効率を上げるための隙間が空いています。
この隙間から灰が地面に落ちてしまいます。
また、薪の長さによっては、横から燃えてる薪が落ちることもあります。
地面が焦げるのを防ぐために、スパッタシートを使ったほうがいいですね。
まとめ
ピコグリル498とTABIを実際に使って、どんなもんなのか見ていきましたが、最後に各焚き火台のポイントを振り返ってみましょう!
燃焼効率が良く、初心者でも簡単に火力を維持できる
火力調整が可能な、焚火料理に特化された造り
焚火料理が大好きなキャンパーさん向け
重量298g。とにかく軽量で、コンパクト。
網が付属しているので、料理も楽しめちゃう。
とにかく荷物は少なくコンパクトにしたいキャンパーさん向け
自分のスタイルに合う方を買うもよし、ぐみコみたいにどっちも買っちゃうのももちろんよし。
購入を検討されている方、新しい焚き火台を探している方にとって、この記事が参考になれば幸いです!
どっちも素敵な焚火台だから自信をもっておすすめします!