こんにちは、ぐみコ(@gumicamp)です。
さて、今回のテーマは、メスティンを使った、簡単な燻製のやり方についてご紹介したいと思います。
「燻製」って言うと、鍋型の大きな燻製器を用意が必要な大掛かりな料理というイメージを持っていました。
メスティンを使って簡単に燻製ができると知ったので、早速挑戦してみました!
失敗例も赤裸々に描かせていただきましたのでぜひ、ご覧ください!
燻製したチーズがお酒に合うのでおすすめだよ!
- メスティンを使って燻製料理に挑戦したい方
- メスティンの燻製のコツが知りたい方
- メスティンの燻製に失敗続きな方
燻製って何?
そもそも燻製って?という方もいらっしゃるかもしれません。
燻製とは、木材などを燃やした煙をかけて食材を燻す調理法です。「スモーク」とも言いますね。
燻す際の温度と時間によって「熱燻」「温燻」「冷燻」の3つのタイプに分けられます。
今回行う「メスティン燻製」は熱燻に当たります。
熱燻は、80度以上の高温で10分から1時間程度の短時間で燻す、初心者向けのお手軽な方法と言われています。
保存性はないのですが、燻製特有の香ばしい香りと共に、旨味が詰まった食材を楽しめますよ。
メスティンとは?
そもそもメスティンってなんぞ??
メスティンというのは、お米を炊くためのアルミで出来た長方形型の飯ごうです。
メスティンは、お米を炊くだけでなく、蒸す、茹でる、焼く、揚げる、何にでも使えるということで、沢山のキャンパーが愛用しています。
あまりに人気すぎて最近は100円均一でも取り扱うようになったよ
用意するもの
メスティンの燻製に必要なのは以下の5点です。
- メスティン
- メスティンの底に敷く網
- アルミホイル
- スモークチップ
- バーナーパッド
メスティンの代表格、「trangia(トランギア) メスティン TR-210」に合う網は以下の商品です。
おすすめの食材は、うずらの卵、チーズ、ウインナー、厚切りベーコン、ナッツ、サラダチキンなどですね。ストを入力
スモークチップのおすすめ
アウトドアショップに行ってみるとわかるのですが、スモークチップは兎に角たくさんの種類があります。
何を選んでいいのか分からない!となる方もいらっしゃいます。
初めて燻製に挑戦するなら、SOTOの『さくら』と言うチップが扱いやすく、どんな食材にも合うので良いですよ!
「SOTO」の公式説明にも「初心者向けの燻製材」と明記されてますので、自信をもって、このさくらチップを購入してください!
手順
①まずは、メスティンと蓋をアルミホイルで巻いていきます。
これをやらないとメスティンの中がまっ茶色になり、おまけに燻製の煙でベタベタになってしまいます。
面倒くさがらずに、食材を入れるほうだけでなく、フタにも忘れずにアルミホイルを巻いていきましょう!
②メスティンにチップを敷きます
※写真の量だと少ないです。後述参照。
③更にその上に網を乗せます
④網の上に食材を乗せます
ポイントチーズは溶けると網にこびりついてしまうので、チーズの下側だけ包装紙を残しておきましょう!
⑤蓋をして、15分位火にかけます。
このとき、蓋は少しだけ開けてずらしておくと良いです。
煙の有無で、燻製ができているか判断できます。
メスティンの熱による変形に注意!
火が強いとメスティンが変形する恐れがあります!
そのため、以下の画像のように固形燃料+バーナーパッドがおすすめです。
ガスバーナーでもOKですが、火が集中的に一か所に当たってしまうため、メスティンが溶けて穴が空く可能性があります。
弱火で、バーナーパッドを使うようにしましょう。
おすすめのバーナーパッド
メスティン燻製1回目の結果(失敗)
手順とかポイントとか偉そうに書きましたが、思いっきり失敗してしまいました。
なかなか茶色くならなくて、30分間火にかけましたが、残念ながら色がつきませんでした。
色もつかなかったけど、燻製のし過ぎで、少しだけ苦味があったよ…
失敗の原因は?
チップがとても少ないのが原因と思われます。1回目は大さじ1のチップを真ん中に置いてみました。
2回目はチップ多めで再挑戦してみます!
メスティン燻製2回目(成功!)
前回の反省を活かして、チップは多めに、メスティンの底一面に薄く敷いてみました。
さらに、水気があると良くないと、燻製の手引本に書いてあったので、うずらの卵はキッチンペーパーでよく拭きました。
前回と同じく固形燃料で15分、火にかけます。
ドキドキしながら待っていると、前回と違って、メスティンからもくもくと煙が上がってきました。
更になんだか芳ばしい香りもしてきます。
結果は…成功です!!
見てください、きれいな色がつきました!
スモーク独特の香ばしい香りと旨味が増していて、とっても美味しくなりました!
1回目と違って、チップが黒くなっていました。
チップに熱が伝わることで、チップが燃え、煙で燻されるんですね。
さらに美味しい燻製にするためには?
さらに調べてみると、チップは多めに、燻製時間は短めがいいとのことなので、再挑戦してみました!
燻す時間が長いと若干苦味みたいなのが出てくるので、美味しくするためには、ササッとやるのがコツみたいです。
メスティン燻製3回目(大成功!!)
今回は固形燃料ではなく、ガスバーナーで強めに短時間で燻していきたいと思います。
ガスバーナーを使い、強火で、3分位熱すると中から煙がモクモクと立ち上がってきました。
少し火を弱めて、中火にして、その後約5分位、燻し続けると…
ツヤツヤしていて、とても良い色に変わりました!
めちゃめちゃ美味しそう!!!
成功のコツ
意外とメスティンの燻製は難しく、コツを抑えないと失敗してしまうことがわかりました。
作るならおいしい燻製料理がしたいですよね。
3回メスティンの燻製をやってみてわかったのは、次の3点を意識するとおいしくできることです!
- スモークチップは多めに(目安はメスティンの底一面に)
- 燻す時間は短めに(ガスバーナーで勢い良く、7分程度)
- 使う食材の水気はしっかり切る(キッチンペーパーでよく拭こう)
メスティンの汚れ具合
アルミホイルでしっかり巻いたつもりでいますが、何度か燻製を繰り返すと写真のようにだいぶ汚くなります。
さらに、燻製独特の香りがメスティンについてしまいます。蓋を開けるたびにホワーンと香りが。
気になっちゃう方は、燻製用のメスティンとその他料理用のメスティンで使い分けたほうがいいかなと思いました。
アルミホイルの巻き方がだんだん雑になってしまったのも原因かも…
まとめ
今回はメスティンを使ったお手軽燻製に挑戦してみました!
3回やってみて分かった燻製を成功させる3つのポイントは次の通り。
- スモークチップは多めに(目安はメスティンの底一面に)
- 燻す時間は短めに(ガスバーナーで勢い良く、7分程度)
- 食材の水気はしっかり切る(キッチンペーパーでよく拭こう)
消耗品はスモークチップだけ、道具さえあれば何度でも、さらに短時間で挑戦できます。
今回、私はチーズ、うずら、ウインナーと定番食材を使いましたが、銀杏とかサラダチキンとかししゃもとか、燻すと美味しい食材はたくさんあるので、色々挑戦してみようと思います!
メスティンならこっちのスリップメスティンもおすすめ!