こんにちは、ぐみコ(@gumicamp)です。
初めてのソロキャンプで何をするのが楽しみですか?
ソロキャンプの楽しみと言ったら、「自分のお気に入りのテントを立てること」「キャンプご飯を楽しむこと」「自然の中でお昼寝すること」などなど…
それぞれのやりたいこと、楽しみたいことがあると思います。
その中でも「焚き火」を楽しみにしてる方が多いのではないでしょうか。
でも、普通の生活を送っていたら「焚き火なんてやったことないよ!」という方ばかりだと思います。
焚き火はやりたいけど、何をどうやったらいいんだろう…
ソロキャンプデビューに向けて、こんな不安を感じている方もいらっしゃいますよね。
- 焚き火の火ってどうやって起こすの?
- 焚き火って何が必要なの?
- 薪ってどこで手に入れるの?
- 焚き火をする上で何に注意したらいいの?
- 焚き火中、トイレっていけるの?
「焚き火」に関して様々な疑問が生まれているんじゃないでしょうか。
今回は「焚き火を1度もしたことがない!」という方に向けて、焚き火の始め方をやさしく丁寧に解説していきます!
焚き火をするための”必須道具”6選
キャンプをするのに絶対に用意すべき道具を6つご紹介します。
これがあれば、初めての焚き火でも火おこしに困りません。
- 焚火台
- 薪
- 着火剤
- ターボライター
- モーラナイフ
- 防火手袋
①焚火台
焚き火と言ったら焚火台がなければ始まりませんよね。
昨今は直火ができないキャンプ場が多くなってきましたので、焚火台は必須道具です。
※直火⁼地面で薪を組んで火をつけること
直火をすると地面が焦げたり、火災が起きたり自然に良くないのが原因です。
ソロキャンプ用の焚火台を選ぶうえでは、次の3つに注意して購入するといいですよ
- 交通手段に合わせて重量を選択
- 火床のサイズをチェック
- 耐荷重も要チェック
キャンプ場までの交通手段が車なのかバイクなのか徒歩なのか?によって選ぶべき軽さが変わります。
また、日本で売られている薪のサイズは30~40㎝の長さが多いです。
火床(薪を置く場所)のサイズは最低でも30㎝以上あると安心です。
詳しい解説、おすすめの焚火台はこちらの記事で紹介しております。
②薪
薪はAmazonなどネットでも買えますし、ホームセンターやキャンプ場でも販売していることが多いです。
自分で買う場合は、使う焚火台の火床のサイズと同じくらいの長さを買うのがおすすめ。
焚き火に使われる木には、大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類があります。
それぞれの特徴は下記の通りです。
- 針葉樹…着火しやすいが、燃焼時間が短い。
- 広葉樹…着火しにくいが、長時間燃え続ける。
初めての焚き火では、燃えやすい針葉樹がおすすめ。
慣れてきたら、焚き付け(火おこしに使う燃えやすい燃料)には針葉樹を使う。
そして、火が安定してきたら広葉樹を追加するという使い分けがおすすめ。
こうすることで長い時間焚き火が楽しめるよ!
③着火剤
「着火剤」とは、文字通り薪に火を着火させる燃料のことです。
火がつけられなかった…なんて悲しい思いをしないために必ず持って行くようにしましょう。
着火剤は、以下の2タイプのものに大きく分かれます。
- 固形タイプ…使いたい分だけ「ぱきっ」と折って使用する
- 3 ジェルタイプ…ジェル状の着火剤。薪の上にふりかける
おすすめは固形タイプ。
値段も安くて安全に扱えます。
逆にジェル状は、知らずに腕や服についてしまった場合に燃え広がる可能性があります。
初心者キャンパーさんにはおすすめしないよ!
④ターボライター
着火剤に火をつけるための道具も必要です。
ライターでも良いんじゃないの
?
と思うかもしれませんが、風があるとすぐに火が消えてしまいます。
そんなときに役立つのが「ターボ式ガスライター」です。
ターボライターなら風や寒さに強く、強力な炎がまっすぐに立ちあがります。
また、火元が指から遠くなるので熱い思いもせずに済みますよ。
⑤モーラナイフ
焚き火をするには、細い薪→中くらい→最後に太い薪と順番に投入する必要があります。
そのため、市販の薪であっても、キャンプ場で購入する薪であっても、薪を割る必要があります。
薪を割る方法の一つが「バトニング」というもので「モーラナイフ」を使用します。
バトニングの詳しい方法は、こちらの動画をご覧ください。
⑥防火グローブ
焚き火をするときはやけど防止のため防火グローブは必須。
軍手じゃダメなの?
焚き火の炎は600℃くらいになると言われています。
軍手で済ませようとすると、熱すぎてモノを掴めなかったり、火傷を負う可能性が高いです。
焚き火の火おこしの手順
まず一番最初にやるべきことは、安全確認。
焚火台を置く場所の周りに落ち葉や小枝など、燃え移りやすいものがないか確認しましょう。
先に、焚き火台を組み立ててしまいましょう!
ソロキャンプなら、軽量かつ火床(薪を置くスペース)が広いものを選ぶのがおすすめ。
簡単に火を起こすために、薪を大・中・小・極細に割るのが大切!
- 極細5本
- 細薪15本
- 中薪10本
- 太薪3本
薪は、モーラナイフを使って
バトニング=薪を叩き割ります。
バトニングは、モーラナイフを薪に当て、別の薪で上からナイフを叩くことで割る手法です。
動画の様に、割りたい薪の下に、木の板なんかがあると、簡単に割れるのでおすすめです。
薪を極細にするのが難しい場合は、キャンプ場に落ちている小枝なども活用しましょう!!
頑張って作った極細薪を焚き付けとして使います。
「井形」に組んで、真ん中にくぼみを作りましょう。
薪によっては、薪の皮が剥がれる場合もあります。
焚きつけとして活用しましょう。
用意している着火剤をくぼみに入れておき、ターボライターで火を付けます。
うまく火が付いたら、極細薪を少しだけ上にかぶせましょう。
火に空気が入るように少量でOK。
火が強くなってきたら、細薪を上に乗せましょう。
空気の通り道ができるように薪を乗せるのがコツ。
薪をみっちり隙間なく入れるのは、NG。
火は空気がないとすぐに消えてしまいます。
細薪も大分燃えてきたら、次は中薪を乗せていきます。
細薪と同じように空気の通り道を意識しましょう。
ぱっと見「本当に火が付くの?」と心配になるかもしれません。
でも、数分待っているとこんな感じで中薪にも燃え広がってくれます。
焚き火は”待つ”のが大切!
心配になってちょこちょこ触ると火が消えちゃうよ!
中薪まで火をつけることが出来れば、火おこしは成功です!
焚き火の火を保つコツ!
火おこしに成功したら、今度はその火が途中で消えないように火を見守ります。
コツとしては空気の通り道を意識しながら薪を追加すること。
火が燃え続けるためには十分な酸素が必要です。
火が消えそうだからと薪をたくさん追加しても、消えるスピードを加速させるだけなんです。
おすすめの薪の組み方
空気の通り道を意識するって具体的にどうするの?
そんな疑問にお答えすべく、初心者さんでも焚き火の炎をカンタンに維持できる、おすすめの薪の組み方をご紹介いたします。
並列型
焚き火の火おこし手順STEP7まで行ったら、太い薪を1本投下します。
その太い薪を”枕”にして、その上に中薪を並列(放射でもOK)に並べていきます。
自然と空気の通り道が出来上がるので、炎の維持も簡単。
薪を追加するときも、太薪の上に中薪を追加するだけなので、初心者さんも安心して、薪を追加することができます。
さらに、上に行くほど火力が強く、下に行くほど火力が弱まるので、焚火料理をしたい方にもおすすめ。
デメリットとしては、豪快に燃えるわけではないので、見た目の派手さがない点でしょうか。
初心者の方におススメしたい、薪の組み方です。
焚き火に関するQAコーナー
【まとめ】 超初心者向け!ソロキャンプの焚き火のやり方徹底解説!
はじめてのソロキャンプで、一人で初めての焚き火をするのは不安がいっぱい。
焚き火をするのに何が必要なの?火おこしってどうやるの?
そんな初心者さん向けに、焚き火のやり方を解説してみました。
焚き火はもちろん火傷の危険などが伴いますが、しっかり手順通りに、必要な道具を用意すれば、安全に楽しめます。
こちらの記事が、あなたの素敵な焚き火デビューの一助となることを祈っております。
楽しく安全に焚き火を楽しみましょう!!
ソロキャンプを始めるまでの全体の流れについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。