こんにちは、ソロキャンプ大好きぐみコ(@gumicamp)です。
これまでにペグが変形したり、 刺さりが甘かったり、テントやタープがグラついた経験はありませんか?
テントやタープを地面に固定する時に必要なペグですが、実は打ち込むだけかと思ったら大間違い!
なかなか奥が深いんです。
今回の記事では、必ず抑えてほしいペグのポイントをやさしく解説していきます。
ペグの打ち方や種類・選び方がわかるだけで、あなたのキャンプライフがレベルUPすること間違いなし。
これまでにペグを通して 4000 回以上 地面と向き合ってきた私が、おさえて欲しいポイントを厳選しましたのでぜひ参考にしてください。
- ペグの正しい打ち方・刺す方向
- フィールドに合った適切なペグの選び方
- ペグ・ペグハンマーのオススメ
かんたん確実!ペグの打ち方
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ここでは基礎中の基礎となるペグの打ち込み方について解説していきますね。
「知ってる」という内容も多いかもしれませんが、大事な部分ですのでおさらいの意味もこめてもう一度、目を通してみてください。
ロープや地面に対してペグの向きはどうするの?
張ってあるロープやループとは反対の方向へ傾けて地面に対し45°~60°の角度で打ち込みます。
こうすることで強い風が吹いても抜けにくくなります。
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ロープと同じ方向の角度で打ち込むのは絶対にNG!
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風が吹いてロープに荷重がかかった時にペグが抜けやすく大惨事になってしまうことも。
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ペグが抜けてテントが飛ばされちゃうとほかの人にケガをさせちゃうよ
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地面に対して垂直に打ち込むのもペグが抜けやすいからNG!
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「ペグはロープの向きとは逆方向に打ち込む」って覚えればいいのね!
ペグハンマーの使い方は?
ハンマーはペグに対してまっすぐ強く振り下ろします。
斜めから打つと刺さらなかったり、ペグが変形したりするので注意しましょう。
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ペグはどこまで打ち込むの?
ペグの引っ掛ける部分が地面から少しだけ出てる状態まで打ち込むと非常に抜けにくくなります。
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一度でこの深さまで打ち込むのではなく、全体を仮止めして テント・タープの位置が定まったらこの深さまで打ち込みましょう。
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もし、打ち込んでるときに硬いものに当たったらどうしたらいいの?
地面の中の硬いものに当たってしまう場合は、打ち込む場所を少しだけずらしましょう。
そのまま無理に打ち込むとペグが曲がってしまう恐れがあります。
おまけ: 秘密のペグの打ち方テクニック
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砂浜など地面がサラサラで、ペグが抜けやすい場所にテントを立てたいとき、簡単に強度アップできる小技の紹介です。
それは、レジ袋などにスコップで砂をつめてペグの上に置くだけ!
これで砂が重しになって砂浜でもペグが抜けにくくなります。
砂浜でキャンプをするならレジ袋とスコップは必需品!
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砂浜に向いている「サンドペグ」を併用するとさらに抜けにくくなるよ!
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すんなり抜ける!ペグの抜き方
ペグを抜くときは「ペグ抜き」が付いているペグハンマーを購入すれば簡単に抜けちゃいますよ。
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ハンマー部分の反対側がペグを引っかける構造になっています。
栓抜きと同じ要領でペグの穴などに引っ掛け、ペグの刺さっている向きに合わせて引っ張るとスムーズに抜くことができます。
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どうしても抜けない場合は、ハンマーでペグを横から軽く叩いてみてください。
土とペグの間に隙間ができて、ペグが抜けやすくなります。
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テントやタープにペグは付属していても、ペグハンマーは購入が必要なので忘れないでね!
おすすめのペグハンマー
ペグハンマーも1,000円で買えるものから10,000円程度のものまで色々とあります。
「ペグが打てれば構わない」という考えももちろんOK!
でも、性能が良いペグハンマーを使うと打撃時の衝撃が少なくなるので体力の消耗が抑えられます。
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疲れにくいといわれるおすすめのペグハンマーを紹介するよ!
snow peak ペグハンマー PRO.C
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サイズ:φ35×120×290mm
重量:670g
価格:7,040円(税込)
ハンマーヘッドには柔らかい銅が使われており、打撃時の衝撃を吸収。
そのおかげで反動が少なくなり腕が疲れにくく、打ち込みやすいのが特徴。
少し重量があるので、打ち込む強さもあって楽にペグが刺さります。
村の鍛冶屋 エリッゼステークアルティメットハンマー
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サイズ:φ35×102×303mm
重量:570g
価格:5,720円(税込)
比較的軽く、持ち手が湾曲しているため手になじみやすいのが特徴。握りやすいので女性向け。
ヘッドは使えば使うほど味が出る「真鍮」とさびにくい「ステンレス」の2種類があります。
名入れが出来たり、本革レザーグリップをつけられたり、自分色が出せるのもエリッゼステークのおすすめポイント!
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どれを選ぶ? ペグの種類あれこれ
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材質や形状などたくさん種類があるのが奥深きペグの世界。
ここでは代表的な次の5種類のペグの機能やオススメポイントを比較しやすいように説明していきますね。
- 鍛造ペグ
- チタンペグ
- アルミペグ(Y型)
- プラスチックペグ
- ピンペグ
鍛造ペグ:頑丈でどんな地形でも対応
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鍛造ペグ | 特徴 | 適した地形 | おすすめの人 | おすすめのペグ |
![]() ![]() | とにかく頑丈 固定力が強い | オールマイティ | 車で移動する方 |
鍛造ペグは、強度が高くて曲がりや折れに強い、地面の状況に左右されない万能なペグ。
私も最初に購入したのは鍛造ペグでした。
石がゴロゴロしているような固い地面はもちろん、長さが30㎝以上であれば砂浜にも適応します。
1本1本が重く固定力が強いため、風が強い日のタープ設営でも飛ばされる心配がありません。
万能に思える鍛造ペグですが、デメリットは重さ。
1本あたり約150g の重さがありますので、1度に20本使うとなると合計で3㎏の重さになってしまいます。
キャンプ場への移動手段が車の方や男性におすすめです。
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強度は最高だけど重いのが難点なんだね
鍛造ペグといえばスノーピークのソリッドステーク
チタンペグ:軽くてオールマイティ
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チタンペグ | 特徴 | 適した地形 | おすすめの人 | おすすめのペグ |
![]() ![]() | 軽い 頑丈 錆びない | オールマイティ | 持っていける道具の重さに限度がある方 |
チタンペグの最大の特徴はその軽さ。
1本あたりの重さがチタンペグと鍛造ペグでは約100g違います。
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テントの種類にもよりますが平均 20 本程度は使いますので鍛造ペグと比べると 2 ㎏の差になります。
私も以前は鍛造ペグを使用していましたが、軽さと強度のバランスにひかれてチタンペグに変更しました。
デメリットは他と比べると価格の高さになります。
長さやメーカー等で価格が変わってきますので単純比較が難しいですが、数百円程度は鍛造に比べると1本あたりの価格が高い印象です。
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ちょっと高いけどバランスは一番いいよ
私の使っているおすすめのチタンペグ
アルミペグ(Y型):抜けにくいが補助的ポジション
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Y字ペグ | 特徴 | 適した地形 | おすすめの人 | おすすめのペグ |
![]() ![]() | 軽い V字よりは抜けにくい | 芝や土 | とにかく荷物を 軽くしたい人 |
アルミ製もしくはジュラルミン製の軽量ペグ。
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Y字のおかげで接地面積が大きいので、柔らかい地面や砂地でも抜けにくいです。
ただし、その短さからテントのメイン箇所には打ち込みません。
補助ロープを張るときに使うのがおすすめ。
土がペグに付着しやすいので使うたびに水洗いが必要です。
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メインでは使いにくいんだね!
プラスチックペグ:砂浜向け
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プラスチックペグ | 特徴 | 適した地形 | おすすめの人 | おすすめのペグ |
![]() ![]() | 最も軽い 安価 | 砂浜 | 海辺キャンプが したい方 |
テントやタープのおまけとして付属してることが多いプラスチック製のペグ。
太くて抵抗が大きいので砂地や柔らかい場所では利用可能です。
デメリットはプラスチックで壊れやすいこと。
プラスチック製のハンマーを別に購入する必要があります。
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砂浜限定なら使えるね!
砂浜でも抜けにくい返しが付いたプラスチックペグ
ピンペグ:おすすめしません
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プラスチックペグと同様にテント・タープ購入時の付属品としてよくついている「J」の形をしたペグです。
ペグ自体が丸いので抵抗が弱く、非常に抜けやすいです。
おまけに強度が弱くて曲がりやすいので、固い地面だと折れやすいです。
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このタイプのペグが付属していたら、買い足した方が安全だよ!
結局どのペグを選べばいいの?オススメは?
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性能面ではチタンペグか鍛造ペグのどちらかを選んでおけば間違いありません。
あとは重さが比較のポイントになってきます。
- 女性の方、徒歩・バイク移動の方…チタンペグ
- 男性の方、車移動の方…鍛造ペグ
ただでさえ重いものが多いキャンプグッズ。
女性ならチタンが断然オススメです!
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海外のチタン製品が品質・価格のバランスが良いため、高コスパを求めるキャンパーさんの間では人気を博しています。
私が使っているのも中華製の「Boundless Voyage」のチタンペグです。
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これから買い揃えるならチタンがオススメだよ!
ペグの長さはどのくらいが良いの?
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ところでペグって何cmのものを用意すればいいの?
ペグは用途によって 15 ~ 50 cm まで様々な長さのものが販売されています。
初めて買うなら30cmを選んでおけば間違いなし。
この長さがあれば、ちょっとやそっとの風では抜けないので安心。
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長すぎず短すぎず、オールマイティに使える長さだよ
【まとめ】失敗しないペグ講座!打ち方のコツ・正しいペグの選び方
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今回は地面の固定になくてはならないペグについてご紹介しました。
ペグの打ち方・選び方まとめ
- ペグを打つときは、地面に対して45°~60°
- ハンマーはペグに対してまっすぐ強く振り下ろす
- 「ペグ抜き」が付いたペグハンマーは必須
- ペグの長さは30㎝が一番使いやすい
- これから買うなら、軽くて丈夫なチタンペグが断然おすすめ!
今回おすすめしたチタンペグ
おすすめしたペグハンマー
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これでペグの打ち方、選び方はバッチリですが、安全なテント設営のためにはロープワークも重要。
以下の記事では、ロープワークの基本中の基本である「もやい結び」について解説しています。
こちらの記事もぜひあわせて読んでください。
![](https://gumisolocamp.com/wp-content/uploads/2022/08/20220817_175447_0000-300x158.png)
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確かな「ペグ打ち」でよりキャンプを安全に!
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私も実践するぞ!
がるきゃんぷは、これからもみなさんの素敵なキャンプライフのお手伝いとなる記事を発信していきます。
もし記事のなかで不明点や疑問点があればお気軽にお問合せくださいね!