「ソロキャンプをやってみたい!」と思ったあなたが、最初に頭を悩ませるのは、キャンプ道具は何を買えばいいのか?だと思います。
キャンプ道具は種類が多く、メーカーもたくさん、道具の質もピンからキリまであります。
ソロキャンプ歴1500時間以上のぐみコが、女子目線・初心者目線で、初めてのキャンプ道具の選び方をご説明するシリーズです!
今回は、キャンプ用チェアについて解説していきます。
キャンプ中、起きてる間はほぼチェアの上にいます。
だからこそ、少しでも自分に合ったチェアを選んで、過ごしやすいキャンプ時間にしましょう!
せっかくだし、座り心地とかにもこだわりたいなぁ!
- キャンプ用のチェアを選ぶポイントを知りたい方
- キャンプ用チェアにどんなものがあるのか知りたい方
- おすすめのチェアを紹介してほしいという方
まずは、やりたいキャンプスタイルを決めよう!
どんなキャンプ用チェアを選んだらいいのか?
それは、あなたのやりたいキャンプスタイルによります。
どのスタイルでキャンプをするかによって、どんなチェアを選べば良いのかがわかります。
キャンプスタイルは大きく分けて3つ
キャンプスタイルは、「ロースタイル」「ハイスタイル」「お座敷スタイル」の3つに分けられます。
名前の通り、それぞれ視線の高さが異なります。
ロースタイル(ソロキャンプにおすすめ!)
座面の高さが30㎝以下のチェアを使うスタイル。
足を伸ばして、自然の中で時間をゆったりと過ごせるのが特徴。
- 座面が深いので足を伸ばしてゆったりできる
- 視線が低いのでとても開放感がある
- チェアやテーブルがコンパクトになる
- 作業をするときに前屈姿勢になりやすいので腰が痛くなる
- チェアの低さによっては立ち座りが面倒
座面の深いローチェアに座ったまま、ゆっくりお酒を飲んだり、おつまみを食べたり、のんびりとした時間を過ごせます。
地面が近いので焚き火もより近くで楽しむことが可能。
食事の作りにくさなどはありますが、その不便をも超える魅力で、キャンプスタイルの主流になっています。
- ロースタイルが向いてる方
- お酒を飲みながらのんびりとした時間を過ごしたい方
より焚火を近くに感じながら楽しみたい方
荷物を少なくしたい方
ハイスタイル
60㎝以上の高さのあるテーブル、座面が40㎝以上のチェアを使用します。
家で使うダイニングと同じような環境が作れます。
- 立つ・座るがしやすい
- 食事と調理場を明確に分けやすい
- チェアなどホームセンターで安価に手に入りやすい
- 収納時のサイズが大きくなる
- 高さがあるので、タープとの距離に圧迫感がある
昔からあるハイスタイルは、動きやすいというのが最大のメリットです。
「テーブルの上のしょうゆ取って!」
「クーラーボックスの中のビールまだある?」
こんな風に、大人数でワイワイとキャンプを楽しんだり、料理のしやすさを求める方はハイスタイルがイチオシ。
- ハイスタイルが向いてる方
- ファミリーなど複数人でキャンプをする方
立ったり座ったりを頻繁にするBBQが好きな方
料理の数をたくさん作るのが好きな方
お座敷スタイル
チェアを使わずに、テント内にラグを敷き、クッションなどの上に座ってくつろぐスタイル。
- 靴を脱いで過ごすので、より開放感を味わえる
- チェアが必要ないので荷物が少なくて済む
- 地面のごつごつを感じやすいため、対策必須
- 靴の脱ぎ履きがめんどくさい
- 虫が入ってくることがある
座椅子やクッションなどおしゃれな小物も取り入れて、見た目にも拘ったり、女性に人気なスタイル。
小さなお子様がテント内で寝れたり、乳幼児の面倒も見やすく、ファミリーキャンパーからも人気が高いです。
- お座敷スタイルが向いてる人
- 小さなお子様がいるファミリーキャンパー
テント内で解放感を味わい、ゴロゴロと寝転がりたい方
冬キャンプで暖房器具を入れてぬくぬくしたキャンプをしたい方
「お座敷スタイル」で特におすすめなのが冬キャンプ。
テント内にヒーターやストーブなど暖房器具を入れて、ぬくぬくと過ごす ”引きこもりスタイル” は冬に、挑戦してみたいキャンプスタイルですね。
結論!ロースタイルにあったチェアを選ぼう!
初めてのソロキャンプでは、まずはロースタイルから始めてみましょう。
- 慣れないうちは、立ち座りの頻度が多くなりがち。お座敷タイプは避けたい
- 女子のソロキャンプだからこそ荷物はコンパクト
- のんびりとした時間を過ごせる
- ソロキャンプの醍醐味、焚き火を満喫できる
慣れないうちは、「あれはどこ置いたっけ?」と立ったり座ったりが多くなりがち。
お座敷タイプだと、そのたびに立ち上がって、取りに行って、座って、とそれだけで疲れてしまいます。
さらに女性のソロキャンプだからこそ、荷物は軽く、1人で扱える大きさ、重さにしておきたい。
その点、ロースタイル用のチェアはコンパクトで、軽いものが多いです。
視線が低くなり、焚火にも地面にも近づくので、より自然を感じながら、現実を忘れてのんびりと過ごせるんです。
ソロキャンパーこそ、まずはロースタイルからやってみましょう。
お座敷スタイルもいいのだけど、虫が入りやすいから、気になっちゃうんだよね。
ロースタイル用のチェアは2種類あり
ロースタイル用のチェアは、以下の2種類に大きく分かれます。
- 座面が地面すれすれの「超ローチェア」…座ったら動きたくない人におすすめ。
- 比較的座面が高めの「ミドルハイチェア」…機動性を残したい人におすすめ。
どちらもロースタイル用のチェアなのですが、キャンプに慣れるまでは、意外とこまごまと動くことが多いため、
立ったり座ったりしやすい「ミドルハイチェア」から始めるのがおすすめです。
おすすめのロースタイル用のチェア
おすすめのチェアについて以下2つに絞って今回はご紹介いたします。
- 座り心地を第一に考えたおすすめのチェア
- コスパを第一に考えたおすすめのチェア
座り心地を重視したいならこの3つのチェア
DOD スゴイッス
値段(税込) | サイズ | 収納サイズ | 重さ | 耐荷重 |
9,430円 | W60×D66×H69 (H86/90/94cm) | W39×D46×H11cm | 2.3kg | 100kg |
- すっぽり包まれる座り心地が病みつきに
- 高さ、角度が自由自在。自分のお気に入りのポジションで。
- 焚き火にもってこい。火に強いコットン生地。
「 キャンパーをダメにするチェア」と言っても過言ではないくらい、とにかく座り心地が最高のチェアです。
一度、このスゴイッスに座ってしまったら、もう他のチェアは使えなくなるほどです。
とにかく座り心地重視なら、ぜひ手に入れてほしいチェアNo.1です。
私は座り心地最重視だから、このチェアは気になるなぁ♫
- こんな人におすすめ
- 座り心地を最重視したい方
移動手段が車の方
すっぽり椅子に包まれながら、のんびり過ごしたい方
こちらの記事で更に詳しく紹介しています!!
ヘリノックス コンフォートチェア
値段(税込) | サイズ | 収納サイズ | 重さ | 耐荷重 |
15,180円 | W52×D53×H67cm (座面の高さ34cm ) | 14×Φ35cm | 980g | 145kg |
- 包まれるような座り心地。一度座ったら、もう動けない。
- 軽くコンパクトに収納可能。重さも1kgを切る
- デザインがとにかくおしゃれでかわいい。
「ただの椅子が15,000円!?」と驚いちゃいますよね。
アウトドア界のチェアといえば、「ヘリノックス」の名前を挙げる先輩キャンパーは多いです。
値段は高い、でも高いだけの理由がある。それがヘリノックスなんです。
- こんな人におすすめ
- 移動手段がバイクや徒歩という方
見た目もこだわりたい!という方
ヘリノックスを持っているという所有感を味わいたい方
私も2年近く使い続けていますが、座面に包み込まれるフィット感がやみつきです。
腰回りがすっぽりと収まるためか、長時間座っていても疲れません。
また、ヘリノックスのチェアは収納性が良いものがほとんど。
コンフォートチェアシリーズのチェアは、ヘリノックス製の中では大きめですが、重さは1kgを切ります。
ツーリングなど積載に制限がある方でも持って行けますね!
高いだけの質の良さ!所有欲も満たされるよ!
ヘリノックス代名詞となっているのがこの「チェアワン」シリーズ。
収納サイズが10×Φ35cmとさらにコンパクト!
snow*peak ローチェア30
値段(税込) | サイズ | 収納サイズ | 重さ | 耐荷重 |
17,600円 | W58×D65×H86cm (シート高30cm ) | W16×D18×H101cm | 3.6kg | – |
- がばっと広げるだけ。ワンアクションで設営が完了
- とにかく極上の座り心地。ぜひ、お店で試してみて!
- 女性の力でも簡単に組み立てが可能!
キャンプ場までの移動手段が車ならぜひとも候補に入れたい、極上の座り心地。
起きてる時間、もっとも長い間座ることになるので、「いかにくつろげるか?」というポイントはできるだけ、こだわりたい。
- こんな人におすすめ
- 背もたれに頭を預けてお昼寝したい方
座り心地を最重視したい方
自宅でもキャンプ用チェアを使いたいという方
背もたれが高く、男性でもいい感じに頭を預けられる高さです。
女性の身長ならなおさら、背もたれに頭を預けて、リラックスした体制でゆったりできます。
スノーピーク商品はアウトドアショップに展示されてる確率が高め。
ぜひとも一度、試してみてほしい座り心地です。
人によっては、椅子に座ったままお昼寝をしちゃう方もいるようです。
その座り心地の良さから、自宅のリビングやバルコニーで使うファンもたくさん。
収納サイズが高さ1mと大きめだから車の方向けだね
コスパ重視ならこのキャンプチェア
Moon Lence アウトドアチェア
値段(税込) | サイズ | 収納サイズ | 重さ | 耐荷重 |
2,899円 | W56×D61×H66cm (座面の高さ34cm ) | 35.5*12.7*8.9cm | 910g | 150kg |
- このお値段でこの質なら、最初の1脚に!
- 軽くて、コンパクトに収納可能。徒歩、バイクでもOK
- 耐荷重150kgからわかる安定性。ドカっと座っても壊れない。
テントや寝袋、他にもお金がかかる、「椅子にまでお金かけてらんないよ!」というのが多くの方の本音だと思います。
私もその一人でして、この激安のMoon Lenceのチェアから使い始めました。
- こんな人におすすめ
- いきなり高いチェアはちょっと…と悩んでる方
そこそこの座り心地でいいよ、という方
自分がどのスタイルか決まってないので、とりあえずロースタイルでやってみる方
上で紹介している「ヘリノックス」のチェアと同じような形。
座り心地はさすがにヘリノックスレベルには及びませんが、この価格で、この品質なら、「買い」だと思います。
価格が高いチェアを買うのは、スタイルが決まってからでも遅くないよ!
ヘリノックスのチェアと同じように、収納サイズもとてもコンパクトで、重さも1kgを切ります。
難点は組み立てに力がいること!おうちで練習して、コツをつかんでから使ってね!
ソロキャンプ用チェアの選び方 まとめ
ソロキャンプ用のチェアを選ぶ前にあなたのやりたいキャンプスタイルを以下の3つから選びます。
- ロースタイル…座面が地面にすごく近いチェアに座って過ごす。ソロ向け。
- ハイスタイル…普段のダイニングに近い。大人数向け。
- お座敷スタイル…テント内にラグなどを敷いて、その上に座るスタイル。
女性の初めてのソロキャンプであれば、足を伸ばしてのんびりと過ごせる「ロースタイル」から始めるのがおすすめ。
- 女子のソロキャンプだからこそ荷物はコンパクトにしたい
- のんびりとした時間を過ごせる
- 慣れないうちは、立ち座りの頻度が多くなりがち。お座敷タイプは避けたい
- ソロキャンプの醍醐味、焚き火を満喫できる
女性のソロキャンプだからこそ荷物はコンパクトに。
そして、現実を忘れて自然を満喫して、ストレスを浄化させましょう!
今回おすすめしたキャンプ用チェアはこちら
キャンプ道具は選ぶのが大変だけど、ソロキャンプで楽しい時間を過ごすために、ちょっとずつ揃えていってくださいね!
ソロキャンプを始めるまでの全体の流れについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
はじめてのソロキャンプに挑戦する方に向けて、キャンプに必要な道具解説をしています。
ぜひ他のキャンプ道具についても、わかりやすくポイントを解説しているので、ご覧ください。