こんにちは、ぐみコ(@gumicamp)です。
ソロキャンプをやってみよう!と思っても、道具選びに頭を悩ませている方もいらっしゃいますよね。
キャンプ道具って種類が多すぎてわからないよ~
キャンプ道具メーカーは世の中にごまんとありますし、ひとつひとつの道具は特徴も性能も多種多様で、バラエティ豊かですよね。
初めてキャンプ道具に触れる人からしたら、何に注意して選べばいいのか、悩むところですよね。
そこでこの記事では、リビングスペースには欠かせないタープの選び方をご紹介!
- タープを選ぶときのポイント3つ
- 初心者さんにおすすめのタープの形
- おすすめのタープ商品
女子ソロキャンプ3年生である私が、女子目線、初心者目線で、道具のかんたんな解説、選び方をご紹介していきます。
タープがあるとキャンプがさらに快適な時間になるよ~
- キャンプって何から準備するの?キャンプ用語もよくわからない!初心者さん
- 手っ取り早くタープの選び方を知りたい!という方
- もうギアは一通りもってるけど、そろそろ他のを試してみようかな~という方
タープって?それって必要なの?
「”タープ”って何?必要なの?」という方もいらっしゃると思います。
タープとは上の画像のような、布一枚で作る、屋根代わりになるものです。
テントを寝室に例えると、タープはリビングルームのような存在になります。
キャンプ中、料理をしたり、読書したり、焚き火を眺めたり、起きてる時間はほぼタープの下で過ごしますよ。
そのため、タープのスペースが快適だと、ソロキャンプ時間の質も確実にアップします。
タープがあると次のようなメリットがあります。
- 太陽の陽ざし、熱から身を守る
- 雨の日に荷物なども濡れないで済む
- 落下物から身を守る(木の下にいると虫や虫の糞が落ちてきます)
- 荷物の置き場所ができる
- 他キャンパーからの視線を遮ることができる
特に、キャンプに最適な季節だといわれている春から秋にかけては、思ってるよりも陽ざしが強いです。
夏は、命に係わるレベルで陽ざしや熱が強く、熱中症などの危険性もあります。
タープの日影のある・なしで温度が2~3度変わるとも言われています。
すこしでも快適なソロキャンプ時間にするためにも、タープは持参するようにしましょう!
初心者さんがタープを選ぶときのポイントは3つ
初めてのタープを選ぶときに注意したいポイントは、次の3つです。
- 設営が簡単であること
- 軽量&コンパクトであること
- 自分の求めるスタイルに必要な性能が満たされているか
①設営が簡単であること
3つのポイントの中で「設営が簡単であること」が一番重要なポイント。
テント同様、設営に時間がかかると、タープを立てるだけで疲れてしまって、やろうと思っていたことができなかった。
ということが起きてしまいます。
また、タープはポールと張り紐でバランスを取りながら上手く立ち上げる必要があり、初心者さんにはちょっと取っつきにくい存在です。
少しでも立てるのが簡単なタープを選ぶようにしましょう。
タープは初心者には建てるの難しそうだもんね
② 軽量&コンパクトであること
ソロキャンプの場合、なるべく荷物は少なく、軽量にしたいものです。
女性の場合は特に、道具ひとつひとつが重いと車から運び出すのも大仕事に。
目安として、2kg以下にするのがおすすめです。
もし、あなたの移動手段が徒歩やバイクであるなら、さらに軽い1kgを目安にしてください。
また、風が吹いてると布地がバタバタとなびいてしまうので、風がある中で一人でタープを設営するのは、慣れている人でも苦労します。
風の影響を最小限にするためにも、面積が小さめのソロ用タープを選ぶのがおすすめ。
ソロ用のタープであれば、布面積もそこまで大きくなく、女性の力でも風の力に負けずにタープを立てられますよ。
③ 自分の求めるスタイルに必要な性能が満たされていること
タープは、雨・風から荷物や自分を守ったり、夏の炎天下の直射日光、気温からあなたを守る生命線です。
タープの性能は、タープの生地によって大きく変わってきます。
タープによく使われる生地として、ポリエステル、コットン、ポリコットン(TC素材とも言います)の3つがあります。
この3つの素材を次の性能で分類したのが以下の表です。
- 遮光性…太陽の光の通しにくさ
- 防水性…雨が浸透しにくいか、乾きやすいか
- 難燃性…焚き火の火の粉で穴が空かないか
軽さ | 防水性 | 遮光性 | 難燃性 | |
ポリエステル | とても軽い | とても良い | 悪い | 火に弱い |
コットン | 重い | 水を吸う | とても良い | 火に強い |
ポリコットン | 少し重い | 良い | とても良い | 火に強い |
表を見て気付いた方もいると思いますが、ポリコットンは、ポリエステルとコットンのいいとこどりをした優秀な生地です。
じゃあ、ポリコットン生地一択なのか?というとそうではないと思います。
あなたのキャンプスタイルがどういうものになるのか?によって選ぶ素材が変わります。
- タープの下で焚き火をしたいなら、難燃性の高いポリコットンのタープ
- 夏の陽ざしが強い時なら、遮光性の高いポリコットンのタープ
- 徒歩キャンパーなら、軽さ重視でポリエステルのタープ
- 雨の中キャンプをするときは、撥水性の高いポリエステルのタープ
こんな風に、あなたのキャンプスタイルや、キャンプに行く時期、移動手段によって、使い分けてみましょう。
悩んだら、いいとこどりのポリコットンのタープにしよう!
各種タープの特徴をまとめてみました
テントも種類がたくさんありますが、タープにも同じくらい種類があり、初心者さんを悩ませます。
それぞれの特徴を簡単にまとめたのが次の表です。(右側にスクロールできます)
初心者におすすめのタープ はヘキサタープ
いくつか種類がある中で、初心者ソロキャンパーさんにおすすめなのは、ずばり!ヘキサタープです。
- 設営が比較的簡単で一人でも立てられる
- ポールが2本しかないので、荷物が少なく済む
- 使える面積(日陰になる面積)が広め
他の種類に比べて、扱うポールの数が圧倒的に少ないので、初心者さんでも慣れるまでそんなに時間はかかりません。
そして、ソロ用のヘキサタープは布面積が少なく、コンパクトなものが多いので、軽くて持ち運びもしやすいです。
ヘキサタープは単純に見た目もかっこいいよね!
おすすめのタープはこちら
スノーピーク ペンタシールド
ソロキャンプの定番タープと言ってもいいかもしれません。
そのため、ネット上にはこの「ペンタシールド」の設営の仕方という動画が沢山投稿されています。
タープの設営方法がネットや動画でUPされているということも、初心者さんのテープ選びの指標のひとつだと思います。
タープの生地に遮光性に優れている生地を使用しているので、他のポリエステルのタープに比べると陽ざしを遮ってくれるのがいいところ。
夏の陽射しからあなたを守ってくれますよ。
焚き火をタープそばでやらないのであれば、重さ1kg以下の軽くてコンパクトな「ペンタシールド」がいいですね。
また、五角形という珍しい形をしており、立ち上げてみるとジェット機のような美しいフォルムになるのが特徴です。
<商品スペック>
- 使用時サイズ:400×320cm
- 収納時サイズ:32×9×20cm
- 重さ:790g
- 素材:ポリエステル
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
ムササビが飛んでいるときの姿に似せた、見た目がかっこいいタープです。
商品名からも分かるように、焚き火に特化したタープです。
燃えにくいポリコットン素材でできているので、焚き火から飛ぶ火の粉で穴が空く心配もありません。
タープのすぐそばで焚き火をしながら、お酒をちびちび飲む、なんて贅沢な時間を過ごしたい方にはぴったりのタープですね。
ただし、火に強いからと言って、タープの下で焚き火はしちゃだめですよ。
燃え移る可能性もあるので、とっても危険です。
ポリコットンなので、布だけで1,900gとちょっと重め。車移動なら問題ないかな
<商品スペック>
- 使用時サイズ:390×380cm
- 重さ:1,900g
- 素材:ポリコットン
タープにはポールが付属してません!
タープを立てるのには必ず「ポール」が必要です。
よくある勘違いなのですが、テントと違って、タープにはポールが付属してないことが多いです。
当たり前に付属してると思って、キャンプ場に着いてからタープの袋を開けたら、ポールがなかった!なんてこともあります。
自分で買ったタープにはポールが付属してるのか要チェックです!
タープポールの長さはどのくらいがベスト?
タープポールを選ぶ際の高さの目安として、女性なら一番高いところが200cmもあれば快適なタープスペースを作ることが可能です。
また、以下の画像のように、テントの入り口からタープ空間を作ることで、雨の日なども濡れない設営が可能。
後ろのポールをテントと同じくらいの高さにする、というのも選び方の一つですね。
おすすめのタープポール
DOD コンパクトタープポール
ツーリングキャンプ向けに作られているので、総重量1kg、収納時の長さが40㎝と持ち運びやすいのが特徴です。
連結するポールの本数を変えることで71cm / 104cm / 137cm / 170cm / 203cmと幅広く高さを調整することができます。
コンパクトにまとまりますが、直径19mmと比較的しっかりした太さなので、ソロ用タープであれば十分使えるアイテムです。
スノーピーク ウイングポール
直径30mmの太さを確保、さらに高強度のアルミ素材を使用しているので、とても頑丈なつくりのポールです。
多少の風や雨であっても、しっかりとタープを支えられる安心安全なアイテム。
ポールの接続方式は、差し込むだけで簡単に連結される、プッシュボタン式を採用。
ボタンを押しながらポール同士を押し込むだけで、簡単に連結ができますので、設営と撤収の時間を短縮できます。
前室が広いテントならタープはいらないです
前室の広いテントを使う場合は、タープは不要です。
前室(ぜんしつ・まえしつ)というのは、テント入り口にある、屋根付きのちょっとしたスペースのこと。
道具を置く場所として使え、雨の日でも屋根があるので出入りがしやすいです。
このスペースがとても広いテントの場合、チェアとテーブルを置いて、読書をしたり、料理したりとタープがなくても快適に過ごせます。
タープを持って行かないで済むから、荷物の軽量化になるね!
前室が広いおすすめのテント
DOD ライダーズバイクインテント
”ワンタッチテント”と言い、女性の力でも、弓矢のように骨組みを引っ張って30秒くらいで簡単に立てることができます。
このライダーズバイクインテントも前室スペースがとても広く、画像のように、入り口部分を屋根のようにしてあげると更に有効スペースが広がります。非常に使い勝手のいいテントです。
私自身も最初に購入したテントですので、初心者さんにはデビューテントとしてとてもおすすめしています。
バンドック ソロベースEX
”パップ型テント”と言って、大きな入り口をガバっと跳ね上げて屋根代わりにできるソロキャンプ用のテントです。
2019年に発売され、瞬く間にソロキャンパーの中で話題になりました。
難燃性の高いポリコットン生地を使用しているので、テントのそばで安心して焚き火が楽しめますし、日影がかなり濃く出るので、夏でも涼しさを感じられます。
私も使っている、とてもおすすめのかっこいいテントです。
ソロキャンプ用タープの選び方のまとめ
タープは、太陽や雨から荷物やあなたを守ってくれる、リビングスペースの要です。
リビング空間をしっかり用意できることで、ソロキャンプ中も快適に過ごすことができます。
初心者さんがソロキャンプ用のタープを選び時に気を付けたいポイントは次の3つ。
- 設営が簡単であること
- 軽量&コンパクトであること
- 自分の求めるスタイルに必要な性能が満たされているか
設営の手軽さ、軽量であることもとても大切です。
さらに、あなた自身がどんなキャンプをしたいのか?移動手段はなんなのか?焚き火はすぐそばでやりたいのか?
自分のキャンプスタイルにあったタープを選ぶようにしましょう。
そして、 初心者ソロキャンパーさんにおすすめのタープは、ヘキサタープです。
- 設営が比較的簡単で一人でも立てられる
- ポールが2本しかないので、荷物が少なく済む
- 使える面積(日陰になる面積)が広め
初心者キャンパーさんにおすすめしたいのは以下のタープ2つです。
あなたのキャンプスタイルに合ったタープをGETして、ソロキャンプデビューをより一層充実させましょう!
お気に入りのタープを見つけたら、素敵なソロキャンプができるよ!それじゃ、またね~!
はじめてのソロキャンプに挑戦する方に向けて、キャンプに必要な道具解説をしています。
ぜひ他のキャンプ道具についても、わかりやすくポイントを解説しているので、ご覧ください。