こんにちは、ぐみコ(@gumicamp)です。
いつの間にか梅雨明けして、とたんに35度超え!!
猛暑日が続く日本ですが、世間的には夏こそキャンプのオンシーズンと言われています。
暑い夏でも、ソロキャンプがしたいよ~
そう思ってる方も多いのではないでしょうか。
しかし、この暑さの中でキャンプをして、熱中症になってしまっては大変。
寝苦しくて、全然寝られなかった!なんてなったら、帰りの運転にも支障がでます。
私も「なるべく1年中キャンプがしたい!」と思っていて、この猛暑の中で、どうやってキャンプをしたらいいのか?
いろいろ対策をして夏キャンプを楽しんでいます。
今回は、私が実際やっている、夏のソロキャンプの暑さ対策をご紹介していきたいと思います。
ポータブル電源を使用しない方法をご紹介します
ポータブル電源というのは、簡単に言うと、持ち運べる超大容量充電器みたいなものです。
ポータブル電源があれば、扇風機やサーキュレーターを持ち込んで涼むことができます。
荷物に余裕がある方はポータブル電源を持って行くのも手段の一つですよ!
しかし!私は、キャンプ場までの移動手段はバイクです。
重くて大きなポータブル電源を持って行くことができません。
今回、ご紹介するのは、電源を使わない暑さ対策です。
徒歩キャンパーさん、自転車キャンパーさんはもちろん、ポータブル電源をお持ちではないキャンパーさん、そんな方に向けてご紹介したいと思います。
電源はいらない!夏キャンプの暑さ対策7選
- 標高の高いキャンプ場に行く
- メッシュ生地の多いテントを選ぶ
- TC素材の遮光性の高いタープを使う
- ポータブル扇風機を用意する
- 缶ビールは保冷缶ホルダーを利用して!
- 暑さ対策グッズをフル活用!
- 設営の順番、時間をちょっとだけ変えてみる
①標高の高いキャンプ場に行く
標高が高いキャンプ場で過ごすことも、夏のキャンプ対策の一つです。
標高が100m上がるごとに、平地の気温より0.7度下がると言われています。
1000m以上の標高であれば、平地の温度より平均で7度は下がります。
比較的過ごしやすい気温になりますし、特に、夜は暑くて全然寝られない!なんて状態は避けることができます。
夏、過ごしやすいことに加えて、晴れていれば、標高が高いキャンプ場の夜は、押し寄せてくるような星空の迫力も魅力的なんですよ。
この記事を書いている1週間前(7月半ば)にも、標高1100メートルの場所にある軽井沢のキャンプ場に行ってきましたが、夕方には20度まで気温が下がり、大変よく眠ることができました。
標高が1000m以上の、涼しく過ごせるおすすめのキャンプ場もご紹介していますので、参考にしてみてください。
②メッシュ生地の多いテントを選ぶ
数あるテントの中には、風を通すためのメッシュがついているテントが多く存在します。
このメッシュ部分が多いテントが夏のキャンプ、とくに寝苦しい夜にはオススメ!
メッシュがあれば、風の通り道ができるので、テント内の熱が逃げやすくなります。
私がおすすめなのば、バンドックの「ソロベースEX」です。
画像のように、全面がメッシュがになっているインナーテントが付属しています!
さらに、生地がTC素材(ポリコットン)なので、遮光性が高く、テントの下に濃い影を作り出してくれますよ。
③TC素材のタープを使う
夏のキャンプにおいて、木陰はオアシスです。
夏の場合、日陰と日なたの温度差は、2~4℃も差があると言われています。
でも、日光を遮られる木陰のそばに毎回テントが立てられるとは限りません。
そこで、用意したいのが、遮光性の高いTC素材(ポリコットン素材)のタープです。
「ポリコットン」とは、コットンとポリエステルの混紡の生地です。
ポリエステルの良い部分である、丈夫で乾きやすいという部分と、コットンの良い部分である、夏涼しく冬暖かいの両方を兼ね備えている万能な素材です。
TC生地であれば、夏の強い日の光もばっちりシャットアウトします。
ソロキャンプにおすすめなのは、テンマクデザインから出ている「ムササビウイング13ft.TC」です。
少人数利用に適したちょうど良いサイズ感と張り方によっては、プライベート空間を作れる優れもの。
タープを立てる方向も大切
タープを立てたけど、時間が経つにつれて、日陰の位置が移動しちゃうの!って方いらっしゃいませんか?
太陽の位置によっては、タープの真下が日陰になりません。
下図のように、南北にメインポールを立てて、その脇(西と東)は、タープの布を垂らすような立て方なら、朝日や西日から、守ってくれますよ。
④ポータブル扇風機を用意する
徒歩やツーリングなど荷物に限りがあるソロキャンプの場合は、充電式のポータブル扇風機を持ち込みましょう!
扇風機は必須!小さくてもあると無いとでは大違い!
ハンディタイプ、卓上タイプ、クリップがついているものなど色々種類があります。
全種類買って試した私としては、クリップがついてるものがキャンプではおすすめ!
テーブルに挟んでみたり、コットやタープのポールに挟んだり、テント内で吊るしたり。
クリップがあれば、どこにでもつけることが出来るので、非常におすすめです。
私が使ってるものは、少し大きめですが、8時間連続で使用できます。
真夏だと8時間では足りないので、10,000mAhを超えるモバイルバッテリーなどを持ち込んで充電しながら使っています。
⑤冷えたビールを保冷缶ホルダーを使って呑む
くぅーっ!とキンキンに冷えたビールをゴクゴク飲んだり、シュワッとしたサイダーなど、のど越しの良いものを飲むことで、涼しさを感じるような気がしませんか?
しかし、真昼の炎天下の中、クーラーバッグの中から缶ビールを出すと、最初の10分位は冷たくて美味しいんだけども、その後はなんだかぬるい‥なんてこと、ありますよね。
そんなときのために保冷缶ホルダーですよ!
私も夏のお酒のおともに必ず保冷缶ホルダーを持って行くようにしています。
保冷、保温といえば、「魔法びんのパイオニア」の「THERMOS」です。
これを使わないと、クーラーバッグから取り出した瞬間にどんどんぬるくなっていくのですが、この保冷缶に缶ビールを入れておけば、炎天下の中でも1時間程度冷たさを維持することが可能です。
家でも普通に使えるものなので、初めて使用した時は、あまりの感動にもっと早く買えばよかった!損していた!と思えるほどのクオリティです。
どのくらいの保冷力なのかといいますと、以下の公式グラフによると、温度上昇は1時間で4℃→8℃程度。缶のみの場合は比較にならないほどの保冷力。
「THERMOS」の保冷缶を手放せないことがわかりますね。
⑥薬局に売っている暑さ対策グッズをフル活用する
この夏の時期、薬局に行ってみると、以下のような、暑さ対策・冷却グッズがたくさん置いてあります。
- ぬらして振るだけで冷えるタオル
- 保冷剤を入れておくタオル
- 冷感タイプのボディタオル
- 冷却ネッククーラー
- タオルに吹きかけて凍らせるスプレー
- 衣類に吹きかけるとヒヤッとするスプレー
私が持って行ってるのは、以下の3つです。
①ぬらして振るだけで冷えるタオル
②衣類に吹きかけるとヒヤッとするスプレー
③冷感タイプのボディタオル
ぬらして振るだけで冷えるタオル
濡らして軽く絞り、バサッバサッと振るとあら不思議、タオルが冷え冷えに早変わりします。
ぬるくなったら、タオルを振り回せば、冷たさ復活します。
首には太い血管があるので、この部分を冷やすと体が冷えることは、よく知られていますよね。
キャンプ中、常にこのタオルを首に巻くことで、効率よく体温を下げることができます。
また、このタオルは使い捨てではなく、何度でも繰り返し使えるのもおすすめポイントですよ。
衣類に吹きかけるとヒヤッとするスプレー
汗が蒸発するときに一緒に熱を奪っていく「気化熱」
衣類に吹きかけるとヒヤッとするスプレーもこの気化熱の仕組みを利用しています。
スプレーを肌や衣服に吹き付けるとエタノールが付着。
エタノールは揮発性が高く、汗よりも早く蒸発するので、その時に皮膚の熱を奪ってくれ、体の温度が少し下がるという仕組みなのです。
とりあえず、難しいことは置いておいて、このスプレーを服に吹きかけて、ポータブル扇風機の風を当てれば冷えっ冷えになって気持ち良いですよ~!!
本当に冷え冷えになるので、ぜひお試しあれ!
冷感タイプのボディシート
アイスタイプのシートであれば、首回りや腕、背中などを拭くだけで、氷水を浴びたような冷んやり感が持続します。
オススメなのは、男性物(個人的に女性ものより男性物のボディシートの方が爽快感が強いと思う)の、GATSBYのアイスタイプのシートです。
拭けば拭いた瞬間から、ものすごくスースします。
しかも、他の商品と違ってダントツに冷たさの持続時間が長いです。
一度拭いてから1時間程度はこのスースー感が持続しますので、かなりおすすめの商品です。
正直、だまされたと思って1つ買ってみて使ってみてください。
⑦設営・撤収時間、テント設営の順番を少しだけ工夫する
次の二つの様に、設営の時間や順番をほんの少し変えるだけで、過ごしやすさが変わります。
- タープだけ先に立てておいて、夕方涼しくなってきてからテントを設営する
- 夕方から始めて、お昼前に帰る
タープだけ先に立てておいて、夕方涼しくなってきてからテントを設営する
夏のキャンプでは、タープだけ設営しておいて、テントは気温が下がる夕方ごろに設営するがおすすめ。
日が落ちたあとだと、暗くて設営するのが大変なので、遅くても日没前、17時ごろまでに設営し始めましょう!
夕方から始める or 朝早く撤収する
カンカン照りの中、1人でテントやタープを設営するとなると、もうそれだけで汗だくになりますよね。
一般的に、キャンプ場のチェックインスタート時間は12時~14時の間が多いです。
この時間帯は言わずもがな、1日の中で一番気温が高い時間です。
敢えて、その時間帯を避けて、少し気温の下がった夕方にチェックイン、暗くなる前に設営完了させれば、少しだけ涼しく過ごせます。
また、撤収も同様で、チェックアウト時間は10時~12時の間というキャンプ場がほとんどです。
この撤収時間を7時~8時にすれば、気温が上がりきる前に撤収ができます。
夏のソロキャンプ、暑さ対策まとめ
真夏でもソロキャンプがしたい!そんな方々に向けて、以下の暑さ対策をご紹介しました。
- 標高の高いキャンプ場に行く
- メッシュ生地の多いテントを選ぶ
- TC素材の遮光性の高いタープを使う
- ポータブル扇風機を用意する
- 缶ビールは保冷缶ホルダーを利用して!
- 暑さ対策グッズをフル活用!
- 設営の順番、時間をちょっとだけ変えてみる
暑さを無理に我慢するのは体によくありません。テントの設営だって休み休みでいいのです。扇風機だって自然の中に持ち込んでいいのです。
使えるものはしっかり使って、夏のソロキャンプ楽しみたいですね。
ご紹介した方法を試していただき、みなさんが夏でも快適なキャンプを過ごしていただければ、幸いです。
これで私も夏キャンプ挑戦してみるぞ!
熱中症気を付けて、楽しい夏キャンプにしよう!
ソロキャンプを始めるまでの全体の流れについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。